プロジェクトの背景


「イルカの映像を、もっと水中に近い感覚で楽しんでもらいたい」という思いから、このプロジェクトは始まりました。

きっかけは一人の映像家です。彼女の名前は橋本珠美。 イルカに恋して15年以上、今は御蔵島でドルフィンガイドをしています。 そんな彼女が長年温めていた夢が、御蔵島のイルカの映像をプラネタリムに投影する、という企画でした。敢えてプラネタリウムに着目したのには理由がありました。 プラネタリウムだと映像をドームに投影します。頭上に大きく映像が広がることで、まるで海の中にいるかのような臨場感を出せるのではないかと考えたのです。


そして、彼女は研究を始めました。ドームに投影させるために、どうやって映像を撮影していくべきか、どうすれば観客にとって最も心地よく楽しめる映像になるのかを。

そして、彼女はその映像をイルカだけではなく、御蔵島の森、そして宇宙へと羽ばたかせます。

 

彼女はこう言います。

「こうしてイルカと出会い、海や自然に身をおくと、海も森も空も宇宙もつながって、イルカも他の生物も植物もすべて愛おしく思えます。自然が創る絶妙な『つながり』の中で私たちも生きているのだということを、少しでも感じるような体験を、映像を創って演出したい。そして、そんな体験をいろんな人たちを共有できたら素敵だなと思うようになりました」

 



このプロジェクトは発案者本人により第一回のパイロット上映を実現させました。

そして、この上映に感動した仲間が、今度は一緒にこのプロジェクトを大きくしていこうと結集したのです。

 

そこにある思いはただ1つ、 「あの世界を、もう一度再現したい。そして、さらに広げていきたい!」
その思いが、このイルカ×プラネタリウムを実現させたのです。

 


「イルカxプラネタリウム」にはいろいろな可能性が詰まっています。

私たちはこの可能性を様々な方向に放射線状に広げて、そして、もっともっと多くの人に同じような感動、喜び、幸せを感じてもらい、そして自分たちが住んでいるこの地球にもっと思いを馳せていただけるようになれば、と願いながら、活動しています。